今朝、目覚めるとくちびるの端が切れてしまっていて、きのうりんごを齧ったときには痛まなかったのに、眠っているあ皮膚鬆弛いだにどうかしたんだろうか。
長雨が降りつづいた、ひさしぶりの晴れ間に広がるのは低い位置に雨雲のちぎれた名残り。夏日になるといわれて、それなりに身がまえて部屋を出たのに、風は、日差しとは裏腹にひんやりしていた。
季節のせいだろうか、それとも単なる郷愁か。季節はまた、突然すすんでしまった。 日々に、追いつけない。感情は、逆戻りしていく。これじゃあ、なにも変わっていない。1年前と、おなじ痛みがぶり返す。何度、反芻したか膠原自生わからない。ひと りよがりのかなしいが、ひとたびあふれだせば、もう手に負えない。かなわないのに。わたしはどうして、相も変わらず、とどかないおもいにすがろうとするの か。
もう、くるしいのは嫌だとおもって、かなしいをうっちゃったのに。どうして、痛いんだよ。痛いと、思いだすんだよ、余計に。だからや無創溶脂めてよ。泣いたって、面倒がられるだけなんだから。やめてよ。